音楽の都と呼ばれるオーストリアのウィーン。
そこはゆったりとした時間が流れ、カフェで会話を楽しんだり美しい街並みを散策して楽しめる、大人向けの旅先です。
そこで今回は、
- ウィーンの観光名所を知りたい
- 観光客が少な目でゆっくりできるウィーンの観光名所を知りたい
という人のために、海外旅行が大好きなわたくしほのきが、実際にウィーンに行って「ここよかった!」と感じた観光名所や建築物などを、旅の感想とともに紹介します。
ウィーンの名所|定番の観光名所
1.シュテファン大聖堂:Stephansdom
ウィーン市内のひときわ目立つ建築物、シュテファン大聖堂。
中に入って見学するのは無料なので、ウィーンに着いたらまずは訪れたい場所です。
ちなみに外壁は常に工事中のため、完成されたシュテファン大聖堂を観たことがある人はいなのではないでしょうか?
というのもシュテファン大聖堂は石灰岩で作られており、雨水や空気汚染によりダメージを受けて黒ずみやすく、細かい装飾や白さを維持するためには常に補修と保存が必要なのです。
ウィーンにはシュテファン大聖堂以外にも石灰石を使用した建築物が数多くあり、維持するために多額の費用がかかっていることが想像できますね。
シュテファン大聖堂の基本情報
月曜日~土曜日 9:00~11:30、13:00~16:30
日曜日・祝日 13:00~16:30
公式HP(ドイツ語・英語):https://www.stephanskirche.at/visit.php
2.シェーンブルン宮殿:Schloss Schönbrunn
黄色い建物と緑色の広大なガーデンが特徴的なシェーンブルン宮殿。
休日の午後は入場券が売り切れてしまうため、オンラインで予約するか午前中に行くことをおすすめします。
シェーンブルン宮殿は王室の夏の離宮として使われていたので、庭には色鮮やかな花々や噴水があるので春から夏にはぴったりの見学場所。
宮殿部分とガーデン部分に分かれていて、ガーデンの散策は無料。
宮殿内部を見学する場合は、見どころがいっぱいなので半日は用意しておきたいところです。
シェーンブルン宮殿の基本情報
月 | 開場時間 |
---|---|
4月~6月 | 8:00~17:30 |
7月~8月 | 8:00~18:30 |
9月~10月 | 8:00~17:30 |
11月~3月 | 8:00~17:00 |
公式HP(ドイツ語・英語)https://www.schoenbrunn.at/en/
※ガーデンの開場時間は公式HPにてご確認ください
3.ホーフブルグ宮殿:Hofburg
ホーフブルグ宮殿は王室の冬の宮殿として使われていた場所。
庭が無い分少しシェーンブルン宮殿より一見見劣ってしまうように感じますが、宮殿内は冬仕様の調度品や暖炉があり、宮殿見学のほかにも銀食器の展示やシシィミュージアムがあり、どのような生活を送っていたのかを知ることが出来ます。
ホーフブルグ宮殿内を見学する場合も時間がかかるので、半日は時間があるといいでしょう。
ウィーンの名所|ゆっくり散策できる観光名所
1.ベルヴェデーレ宮殿:Schloss Belvedere
フランス出身でオーストリアへ使えた軍人・政治家のサボイ家オイゲン公の夏の離宮。
数々の戦争で活躍したことで莫大な財産を得たオイゲン公によって、10年の歳月をかけて建設されました。
ベルベデーレ宮殿内にはクリムト作の有名な『接吻』や、ジャック=ルイ・ダヴィッド作の『アルプスを越えるナポレオン』が展示されているので、アート好きの人は一度は訪れておきたい場所です。
ベルベデーレ宮殿の基本情報
場所 | 開場時間 |
---|---|
ガーデン | 6:30~18:00 |
上宮美術館 |
館9:00~17:00 ※金曜日は21:00まで |
公式HP(英語・ドイツ語)https://www.belvedere.at/en
2.カールス教会:Karlskirche
教会にしてはめずらしく、8€の入場料が必要なバロック様式建築物のカールス教会。
バロック様式とは、建築物だけではなく、彫刻や絵画などで構成された空間のことをいいます。カールス教会はシュテファン大聖堂ほど大きな教会ではありませんが、内部は美しい天井絵が描かれていて、異なった美しさを感じることが出来ます。
3.パレ・フェルステル:Palais Ferstel
ウィーン市内を散策しているとパレ・フェルステルにたどり着くことが出来ます。
ここはかつて国立銀行や証券取引所として利用されていた建築物で、現在はイベント会場として使用されています。
上の写真の通りは「フェステル・パッサージュ」と呼ばれ、パレ・フェステルの外の1階部分です。ここにはテナントとして飲食店が入居しているので、カフェや食事を楽しむことができます。
ちなみに、パレ・フェステルには「カフェ・ツェントラル」という、かつて詩人・哲学者や改革者などの世の中心とよばれる人たちが集っていた老舗カフェがあります。カフェも有名ですので併せてカフェツェントラルに行き、コーヒーを注文してみてはいかがでしょうか。
パレ・フェステルの基本情報
公式HP(英語・ドイツ語)https://www.palaisevents.at/en/palais-ferstel/
4.ウィーン国立歌劇場(オペラ座):Wiener Staatsoper
ウィーン国立歌劇場はオペラで有名ですが、劇場前のスクリーンは誰でも見ることが出来ます。
もともと歌劇には詳しくない…という人でも少し歌劇を立ち見してみるだけでも十分「その気」を味わえるはずです。
ウィーン国立歌劇場の外観は昼間よりも夜のライトアップされた時のほうが美しいので、夜の散策時に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ウィーンの名所|穴場・人と違うことがしたい個人旅行者向け
1.ホテルのバーから夜のウィーンを眺める
ウィーンには高い建築物がないので、なかなかパノララビューを楽しむ方法がありませんが、ホテルの屋上などで天気が良ければウィーンの夜景を楽しむことが出来ます。
上記の写真を撮った場所は、ウィーン市内から少し外れたところにあるカジュアルホテルのバーのテラスです。街全体がライトアップされていて綺麗です。
カクテルを1杯注文して、テラスでウィーンの風に吹かれながら
「うん。今日もいい日だ」
なんてしっぽりするのはどうでしょう。
2.ウィーン大学
ウィーン大学といえば有名な精神医学者のフロイトなどを輩出した、650年以上もの歴史のある大学です。
大学校舎はサーモンピンクのような壁の色で、白い彫刻のような飾りがあり、大学キャンパスとは思えない可愛さ。ちなみに壁に並べられているのは有名な卒業生の銅像です。
知っている人がいるか探してみてください。
大学校舎内はハリーポッターに出てくる校舎のように迷いやすいので、是非ツアーで参加してくださいね。
大学開催のツアーは、大人は5€で、予約不要で参加できます。
英語とドイツ語でガイドツアーは開催されますが、時間帯によって異なるためウィーン大学の公式HPにてご確認ください。
ウィーン大学の基本情報
公式HP(ドイツ語・英語)https://kalender.univie.ac.at/einzelansicht/?tx_univieevents_pi1[id]=21026
3.夜のウィーン
ウィーンに住むオーストリア人の友人によると、
「ウィーン人は夜、観光客が少なくなったところのウィーンを楽しむ」
ということです。
会社帰りは街中の建築物が黄金色にライトアップされ、その中を歩いて美を感じながら帰宅するのがウィーン人なりのウィーンの楽しみ方だそう。
私もウィーン人の友人に案内してもらいながら夜のウィーンを散策しましたが、昼間と違った景色を見せてくれるのでとても楽しめます。
とはいえみなさん安全と言われるウィーンですが、やはり夜ですので気を付けて街の散策をしてくださいね。
まとめ
今回は定番の観光名所と比較的ゆっくり観光できる場所、そして一風変わった観光名所をご案内しましたが、ウィーンは街全体が美しいので、歩いているだけでもずっと楽しいですよね。
あげだしたらきりがないのですが、今回の7選がウィーンのオススメの観光名所です。
是非訪れてみてください!
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