台湾の牛肉麺で有名なお店といえば、必ず名前がでてくるのが林東芳牛肉麺。
「ミシュランを取得してるし、一度は食べてみたい!」と思い、2018年5月に林東芳牛肉麺へ行ってきました。
※2019年3月に改装があり、店舗の住所が変わりました!ご注意ください。
台湾の庶民派ラーメン:林東芳牛肉麺(リントンファン)
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牛肉麺といえば、煮込んだ牛肉がたっぷり入った中華麺のこと。台湾で牛肉麺を食べるなら、林東芳牛肉麺は永康牛肉麺館と並ぶ有名店です。
ちなみにインスタのフォロワー数1万人越の有名台湾人ブロガー愛吃鬼芸芸さんのブログによると、
台北人は林東芳牛肉麺について2パターンの意見があって、
一方は「値段が高くてあんまり美味しくない。」と言い、もう一方は「美味しいし値段設定も間違っていない。」と言う。
ということで、林東芳牛肉麺の値段と味については賛否両論あるようです。
しかし、安くておいしい台湾の牛肉麺を求めて、毎日地元民から世界中の観光客が訪れていて、さらにミシュラン-ビブグルマン(コストパフォーマンスが良い)と評価されている庶民派のお店で40年以上もの歴史があるお店。
一度は行ってみたい!
と私は思い、MRTに乗って訪れました。
13時過ぎに訪れたお昼の時間帯には、すでに30名ほどの長蛇の列ができています。
待ち時間は20分ほどで入店。
入口近くのカウンター席に案内され、店内の天井のスポットライトが木のテーブルや壁の飾りを優しく照らす中、私はメニューを見ながら「さてどれにしようか・・・」と迷います。
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店舗がリニューアルされてから、ぼろぼろのお店にあるような”老舗感”・”庶民感”はありませんが、新しく改装された店舗にも、どこか懐かしい雰囲気があります。女性にも入りやすい雰囲気の良いおしゃれなお店なので、お店の客層は男性客だけでなく、若い女性から年配の夫婦もいました。
さて、雰囲気を十分に楽しんだところで店員さんに注文です。なかなか店員さんが忙しいので声をかけにくい。
私は50代くらいの女性の店員に声をかけると
「ちょっと待っててね」
というようなニュアンスの中国語で返事をされて、数分待ち、ようやく20代の若い男性スタッフが息を切らしたように来てくれました。
林東芳牛肉麺は5種類
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メニューは下記の通り5種類です。
一番ベーシックなメニューは牛肉麺の小です。
(単位:NT$)
種類 | 価格(大) | 価格(小) |
---|---|---|
牛肉麺 | 200 | 170 |
半筋半肉麺 | 270 | 220 |
牛肉湯麺(牛肉スープ麺) | 130 | 110 |
牛筋麺 | 280 | 250 |
牛胆麺(ハチノス麺) | 250 | 220 |
NT$170の牛肉麺(小)はおよそ590円という値段です。(NT$1≒3.5円)
数年前のレトロ感満載の店舗の時より、2度改装したため値段がNT$30ほど上がりましたが、メニュー自体はずっとこの5種類でやってます。
さて、さきほどの20代の男性の店員さんは、息を切らしたように私のところへ来てくれて
「さっきはすみませんでした!ちょっと忙しくて・・・。」と申し訳なさそうに、流ちょうな日本語で対応してくれます。
「あ、全然いいですよ~。じゃあ、牛肉麺(小)をお願いします!」
と私は注文。
「かしこまりました!」と、若くて優しそうな印象の店員さんが言い、サッと厨房の方へ行きました。
なんだか、日本語喋ってくれる人がいるって安心できる。
林東芳牛肉麺の特徴
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注文してから、わりとすぐに持ってきてくれた牛肉麺。
さっぱりとした香りに、透き通ったスープ。
ダシは牛骨をぐつぐつと煮込んだようで、しっかりとしたコクと塩味があります。
麺は太麺で、もちもちとした弾力のある麺。
なんだか、沖縄のソーキそばのような味わいがします。
麺類大好きな私は、つるつるっとすぐに完食してしまうほどの美味しさ!
初めて牛肉麺食べてみたけど、他にもいろんなお店があるし他にも色々食べたいなと思いました。
私が注文したのは小サイズの牛肉麺。
メニューは大サイズの写真を載せているので少し少ない?!と思いましたが、食べてみるとわかる。
けっこうボリュームある!!
女性であれば小サイズの牛肉麺と小鉢のおかずを一緒に注文すれば十分だと思いました。
新しい林東芳牛肉麺ができるまでの旧店舗
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新しい店舗ができるまでは、ずっとこのスタイルを守ってきました。
レトロというか、ちょっとぼろいというか。
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注文票も紙にチェックを入れて注文する方法でした。
値段も今より、ちょっと安いです。
1度目の改装後の林東芳牛肉麺
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赤いレンガが特徴的だった1度目の改装後の店舗。私はこの店に初めて行きました。
行列に並んでいた時に、隣の民家の中が丸見えで、おじちゃんがだらけていたのが印象的。おじちゃんからすれば、隣の繁盛している店の客が、家の前に並んでいるのが嫌だったかもしれませんね。
内装もレトロな雰囲気が満載で、メニューは今より少し簡素な作りでした。
リニューアルされるたびにバージョンアップされていて、激戦の牛肉麺のレストランの生き残りの戦いでしのぎを削っていることを感じるお店ですね。
林東芳牛肉麺のへのアクセス
住所:台湾台北八德路二段322號
忠孝復興駅降りて徒歩10分程度
。
桃園国際空港の林東芳牛肉麺
どうしてもスケジュールの都合上、本店に行けないという場合は、桃園国際空港の林東芳牛肉麺に行ってみてはどうでしょうか。
場所:桃園国際空港の下記画像の丸を付けている緑色の店舗
- 第2ターミナル4階
- 出国エリア
- 開店時間6:00~23:00
メニューは限定されているようですが、出国前に台湾を感じることができますよ。
(画像引用元:桃園国際空港公式HP)
さいごに
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日に日にバージョンアップされていく林東芳牛肉麺。
ミシュランで評価されたというだけあって人気は増える一方!
麺好きの方であればきっと気に入るはずです。
さっぱりとした味が好みの方は是非いちど足を運んでみてはいかがでしょうか。
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