日本企業の株主総会はなぜ6月末に集中しているのでしょうか?そう気になったことはありませんか?
株主優待で有名な桐谷さんの様に、多くの企業に株式投資されている方はきっと、株主総会集中日はどこの企業の株主総会に行こうか迷いますよね。
そこで、日本企業が6月末に株主総会開催を集中させる理由、2018年の株主総会集中日と近年の動向についてご紹介します。
▼目次
- 多くの日本企業が株主総会を6月末に集中させる理由
- 2018年株主総会集中日
- 近年の動向
- まとめ
1.多くの日本企業が株主総会を6月末に集中させる理由
総会屋とよばれる暴力団の一員が株主総会に出席し、株主総会を荒らしたり、不当に利益を得ようとすること、過去にありました。
特に1970年代が最盛期であり、企業は総会屋による妨害で正常に株主総会を開催することができなかったため、その対策として、株主総会開催日を1日に集中し、総会屋による複数企業の出席をさせづらくしたようです。
法整備や警察による協力もあり、その結果、株主総会を荒らす総会屋が減少しました。
しかし、日本では未だに株主総会を6月末付近で開催する傾向が残っているのです。
2.2018年株主総会集中日
2018年の株主総会開催日は次の順に多いです。
- 6/28(木)・・・413社
- 6/27(水)・・・268社
- 6/22(金)・・・239社
- 6/26(火)・・・237社
参照
日本取引所:3月期決算会社株主総会情報
3.近年の動向
日本取引所グループでは、できる限り集中日以外での株主総会開催を各企業に促しています。
その結果、2週間にわたって、集中日が分散されることになりましたが、過去にとらわれる多くの日本企業では、未だに集中日付近でしか株主総会を開催しておりません。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
株式投資をするのであれば、少しは知っておきたい株主総会の歴史です。
個人投資家としては、株主総会に出席してみたいので、是非とも休日に開催してほしいと思っていますが、なかなかそうもいかなさそうですね。
少しでも参考になりましたらいいねお願いします。
(参考)
Wikipedia:総会屋
日本取引所:3月期決算会社株主総会情報
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