2018年に亡くなられた樹木希林さんですが、数々の名言を残してこられました。
その名言を集めた『120の遺言』(出版:宝島社)が瞬く間に売れていると話題になっています。
この表紙の樹木希林さんが持つ意味
なぜ樹木希林さんは川で流されているのか気になったのではないでしょうか。
実はこの絵の構図はミレーという西洋で活躍した画家のオフィーリアという絵画がモチーフになっているのです。
ミレーの作品オフィーリアとは?
美しい女性が川に流されて浮かんでいる様子が描かれています。
この美しい女性こそがオフィーリアです。
オフィーリアはシェイクスピアの四大悲劇の「ハムレット」に登場する王子ハムレットの恋人です。彼が狂気を装って父親を殺したせいで理性を失い、川へ流されて亡くなってしまいました。
オフィーリアと樹木希林さんの亡くなり方や原因は異なりますが、オフィーリアの死と樹木希林さんの死が掛け合わされ、この表紙が作成されています。
つまり、この表紙の意味は『死』という意味を含んでいるのです。
樹木希林さんはどんな人だったのか?
テレビのインタビューを受けているときの回答では、自分の意見をはっきりというタイプでした。
富士フィルムのCM作成の時には自分のセリフは台本通りではなく、こう言ったほうが自然で面白くていいのではないか?と提案することもあったようです。
自分の意見を持ち、芯があり、人として女優として多くの人から認められ尊敬されていたことは間違いありません。
そんな今は故き樹木希林さんの名言120個集めた本『樹木希林120の遺言』は、今を必死に生きる人たちに、何か共感できる言葉があるから重版となるくらい売れているに違いありません。

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