1円も無駄な費用を支払わず、レンタカーを借りて自力で引越しをするためには、次のような事前準備(確認)をしておく必要があります。
- 引越し先が近くである
- 全て自力で運ぶか、一部だけ自力で運ぶか決める
- 家族・友人・知人に協力を依頼する
- 日程調整をする
- トラックを手配する
- 引越し業者を手配する
- 梱包資材・台車等を購入する
- 不用品をネットで販売する・処分する
- 梱包は引っ越し前日までに完了させる
今までに過去3年に3回、レンタカー(トラック)を借りて引越しを自力でやってきた私(ほのき)は、引越しを自力でする為には、自分でできる事を引っ越し前日までに作業完了しておくことが重要だと痛感しています。
プロの引っ越し業者に任せきりにするのと同じように、引越しを自分でする時に、何も準備をしなければお金と時間が無駄になるだけです。
きちんと手順を踏まなければ、余計にお金がかかったり、怪我をする原因になるだけです。
レンタカー(トラック)を借りて引越しを自力で成功させるためには、しっかり段階を踏んで、引っ越しに取り掛かる必要があるので、今回は、1円も無駄にしない自力引越しの9ステップを詳しくご紹介します。
レンタカーで引越し!自力で全部移動させるための9か条
1. 引っ越し先が近くである
自力引越しで重要なのは、自分で運転できる距離かどうかという点にあります。まず、ここで運転ができない距離であれば、自力引越しはやめておいたほうがいいでしょう。
引っ越し先まで平坦な道なりであれば、多少遠くても家具や家電を運搬できますが、距離が長くなるほど急な坂道や道路の障害物などの存在が多くなります。
初心者には気が付かない思わぬ事故や家電の故障につながりかねません。
そのため、引っ越し先まで問題なく運転できるかどうかということを確認しておきましょう。
Google Mapで自宅から引っ越し先の住所を調べられます。
片道1時間までがおすすめです。
【Google Maps】https://www.google.co.jp/maps/
また、引越しルートも確認しておきましょう。
2. 全て自力で運ぶか、一部だけ自力で運ぶか決める
先ほど自宅から引っ越し先までの距離を調べ、どの道を通らないといけないのか確認できました。
次はその引越しルートで自分たちで運べるものを選びます。
例えば特別に取り扱わないといけない大型家電や家具があれば、専門の業者に依頼する必要があります。運べるものと運べないものを分けてリストにしておきましょう。
エアコンは取り扱いを気を付けないと故障してしまう可能性があるので、専門業者に依頼したほうが安心です。エアコンだけ移設をお願いできるので、まずは見積もりだけでも依頼してみましょう。
冷蔵庫やドラム式洗濯機は事前に大型の宅配便で配送できます。
到着時間を指定できないことが多いので、その点が問題なければ大型の家具家電のみ業者に安く配送してもらいましょう。
ドラム式洗濯機は重たくて1人で運べないことから、赤帽からは断られた経験があります。ドラム式洗濯機は日常使いには便利ですが、引越しとなると少々厄介者になることも。
自力で引越しできない大きな家財がある場合は、早めに複数業者に見積もりをとって、一番安いところに依頼しておくことが重要です。
3. 家族・友人・知人に協力を依頼する
引っ越し作業は意外と大変なものです。お願いできそうな人がいたら、依頼しましょう。
協力してもらえそうなのであれば、いつなら引っ越し作業を手伝ってもらうことが可能かどうか、あらかじめ聞いておきます。平日か休日か、何時頃なら協力してもらえそうなのかを確認しましょう。
エレベーターのついていない賃貸に引っ越すのであれば、人手が足りないと引っ越し作業で思わぬ労力を使ってしまいます。大きな荷物を運べる、体力のある人に手伝ってもらえることが望ましいです。
引っ越しを協力してくれた家族や友人にはご飯をおごったり、人によってはお礼のお金を包んだ方が良い場合もあります。
当日までに準備しておきましょう。
4. 日程調整をする
さて、自力で運ぶ荷物を決定し、人手の確保もできたら次は引っ越しの日時を決定します。
自力で引越しをするとなれば、トラックをレンタルすることが多いですが、季節によって早めに予約しておかないと、トラックが全て予約で埋まってしまうことがあります。
特に3月~5月まで・10月の週末は、引っ越しシーズンでトラックが全て借りられている可能性もあります。引っ越しシーズンの場合は出来るだけ早く日程を決定しましょう。
また、7月以降の夏のシーズンに行う引越し作業は想像以上に過酷です。
私は過去に1度、7月末にレンタカーでトラックを借りて、引越しを自力でやりましたが、熱中症でぶっ倒れそうになりました。
日にち選びも大切ですが、それ以上に時期選びは重要項目です。涼しい時期にできるのであれば、尚いいでしょう。
5.トラックを手配する
引越しの日程を調整したらトラックのレンタル予約をします。トラックに積み込む荷物の多さによって借りるトラックの大きさが変わります。
できる限り1回で全ての荷物を運びきれるようなトラックを借りるようにしましょう。何度も往復するのは体力だけでなく拘束される時間も長くなります。負担が大きくならないようにトラックのレンタルをしましょう。
トラックを運転できる車の免許は持ってますか?確認しておいてください。
また、トラックが屋根なしのタイプしか借りられない場合、雨が降らない季節であれば問題ありませんが、梅雨のシーズンはイチかバチかとなってしまいます。
梅雨の時期の屋根なしトラックはおすすめしませんが、防雨シートもレンタルできる場合が多いのです。トラックレンタルの時にオプションで追加予約しておきましょう。
あと、声を大にしてお伝えしたいのは、
家具家電を運ぶのに便利なトラックの種類は「パワーゲート付き」のトラックだということです。
パワーゲートの有無で、自力引越しが成功するかどうかといっても過言ではありません。
重たい荷物を足元から腰の位置まで持ち上げるのは想像以上に大変です。できるだけ体に負担を少なくするためにはパワーゲートが付いているトラックを借りて、楽に引越ししましょう。
6.引越し業者を手配する
引っ越し作業の一部を業者に依頼するのであれば、見積もり比較サービスを利用します。比較サービスに登録すると、携帯電話に複数の業者から営業の電話がかかってきます。家に来て見積もりしてもらう日程を電話で決めます。
あらかじめ業者のウェブサイトを確認してどのくらいの価格で引越しをしてくれるのか、把握しておきましょう。そして、利用したいと思える引っ越し業者は一番最後に話を聞けるようにスケジュール調整できるとなお良いです。
その理由は、複数の業者とあらかじめ引っ越し料金について話を聞いておくことで、最有力候補の業者との交渉がしやすくなるからです。
また、エアコンの移設は専門性の高い引っ越し作業です。自力で取り外しや取り付けを行った結果、ガス漏れして故障してしまったという悲劇が起こってしまうこともあるようです。エアコンだけでも業者へ依頼しておくと安心です。
エアコン引っ越しサービス:エアコンサポートセンター
7.梱包資材・台車等を購入する
自力で引越しに必要なのは梱包資材や大型家電・家具を運搬するための台車が必要になります。梱包資材はネットで購入するようにします。スーパーやドラッグストアにある段ボールは湿気ていたり、虫が混入している可能性もあるのでできる限りここはケチらず、しっかりと丈夫な段ボールを購入するようにしましょう。
段ボールの箱は引っ越し業者が最大50箱ほど用意してくれる会社もあります。自力で引越しをする場合は、荷物の量を計って大サイズの段ボールを最低20箱は用意しておいたほうがいいでしょう。
近くのホームセンターでも段ボールは手に入ります。
大人1人に対して段ボール箱は10箱~必要ですので、早めに購入し、荷物を梱包しておくようにしましょう。
8.不用品をネットで販売する・処分する
梱包材を購入したらすぐに荷物を梱包したくなる気もわかりますが、梱包してしまう前に、必ず不用品チェックを行いましょう。
今の生活で過去1年間使用していなければ不用品とみなしても問題ない場合が多いです。今後の生活でも必要なものと不要なものを分別していきましょう。
不用品で販売できそうなものがあれば、メルカリやヤフオクを活用して引っ越し代の足しにしてください。手間がかかるので、引っ越しまでのスケジュールに余裕がある場合だけでいいです。
あまり日程に余裕が無ければ販売や商品発送に手間取りますので、引っ越し作業優先で問題ありません。
メルカリ
商品は販売しやすい時期や曜日があります。販売できないと分かった時は諦めて処分することも大切です。事前に処分を進めておくことで、引っ越し当日に不用品を新居に持っていく手間も労力も必要なくなります。
本・DVD・CD・ゲームをメルカリやヤフオクで販売するのが面倒であれば、【ブックオフ】公式宅配買取サービスを活用するのも手です。金額を査定した後にもキャンセルできるので不用品を処分する前に利用してみてください。
査定金額は雀の涙といった金額がおおいですが、なんせ不要となった本やDVD等を引き取ってくれる上、お金までもらえるのであればラッキーくらいに思うようにしましょう。
9.梱包は引っ越し前日までに完了させる
さて、ついに引っ越しを1円でも安く済ませるための最後のコツ「梱包作業は前日までに」です。
引っ越し当日は想像以上に忙しくなります。
そのため梱包作業は引っ越し前日までに完了させておくことがポイントです。段ボールに詰め込み、ガムテープで蓋をして、マジックで何が入っているのかを明確にしておきましょう。
季節物や書籍等は初めのころに梱包しても問題ないことが多いです。冷蔵庫は引っ越し前日の12時間前には電源を切り、コンセントを抜いて冷蔵庫の中を乾燥させておく必要があります。計画的に食材を使い切るよう工夫が必要となる部分でもあります。
さいごに
自力引っ越しの事前準備9項目を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
引越し作業は大変疲れる作業ですが、お金の面もあり自力で引越しをしたいという人は意外といるのではないでしょうか。かくいう私も新婚1年目に新居があわず、他県へ自力で引越しを経験し、自力引越しの大変さを身に染みるほど痛感しました。
引越し業者に依頼すればたった1日で引越しが完了し、時間も労力も少なかったのでしょうが、複数の引っ越し業者からいただいた見積書に書いてある金額をみてびっくり。「高すぎ」と感じたため、自力引越しを決行したのです。
もちろん大変な作業で、ほぼ夫婦2人で作業をしたので1日で引越しは完了せず、何日にもわけて作業をする非効率な結果となってしまいました。そこで、この経験は必ず次に生かそうと思い備忘録として残すことにしました。
最後に、この備忘録がみなさんの役に立てれば幸いです。
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