株式投資を始めると、議決権行使書が届くようになりますね。
私も初めて議決権行使書が自宅に届いた時は、「やったー!ついに私も株主だ!」と、ついつい大喜びしてしまいました。
しかし、実際に封筒を開けてみると、複数の書類が封入されていて一体どうすればいいのかさっぱりわかりませんでした。
そこで今回は、議決権行使書についての説明と議決権行使書を出すメリットについてご紹介します。
議決権行使書とは
議決権行使書とは一体何なのかといいますと、株式会社の株主総会の議案に対して賛否の意思を表明することのできる書類のことです。
株主総会前に封筒で議案書や決算状況などの資料とともに議決権行使書が届くので、議案内容を確認し、株主は議案の賛否を投票することができます。
議案への賛否の投票方法は、下記のとおりです。
- 株主総会へ議決権行使書を持参し、株主総会で賛否を表明する
- 議決権行使書を郵送する
- インターネットで投票する
ちなみに議決権行使書で議案への賛否を投票することを「議決権を行使する」といいます。
議決権を行使することのメリット
議決権を行使することのメリットは下記の2個です。
- 株主としての議案に対する賛否を表明することができる
- お礼(隠れ優待)が貰える場合がある
企業は、議案に対する賛否のパーセンテージを集計したり、どの株主が何の議案に対して賛成していたのか、反対していたのかを集計しています。
株主として意思を表明することで、より良い企業になるよう意見を伝えることが出来ます。
また、隠れ優待という名の議決権行使書に対するお礼は、一部の企業の取り組みです。
全ての企業がしている取り組みではありません。
株主による議決権行使書の行使数が少なければ、一企業として株主から興味を持たれていないというイメージを持たれるので、できる限り株主に議決権行使してもらえるよう、取り組みをしています。
さいごに
議決権行使書について簡単に説明しましたが少しは理解いただけましたか?
せっかく株主になったのであれば、議決権行使書が届いた時は行使して、議案に対して賛否を表明してみてはどうでしょうか。
隠れ優待が貰える場合があるので、届いた人はラッキーですね。

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