コードシェア便って何だろう?どんな搭乗手続きになるのかな?と、コードシェア便を初めて利用する場合は何のことかよくわからず不安になりますね。
関西空港から韓国の仁川空港まで、アシアナ航空のコードシェア便でエアソウルを利用して、「また利用したいな」と思うくらいよかったので、
- コードシェア便の基本情報や気を付ける点
- アシアナ航空のコードシェア便のエアソウルを使っての良かった点
をまとめておきます。これからコードシェア便を予約しようと検討している人の参考になればと思います。
同じ便の同グレードでも、コードシェア便で購入した場合は特別な待遇で優越感に浸れる場合もあっていいですよ。
コードシェア便とは
そもそもコードシェア便とは、ある航空会社の便名でチケットを購入するものの、実際は他の航空会社の運行やサービスを受けることです。
アシアナ航空では、飛行機の運行や添乗員のサービスなどの通常サービスがある一方、一部の運行を他の航空会社とのコードシェア便を使って運行しています。
2018年1月時点でアシアナ航空はエアカナダ、エアチャイナ、カタール航空やエアソウルなど30社とのコードシェアをしています。アシアナ航空はコードシェアしている各航空会社の客席を一部購入して、アシアナ航空の便名として販売しているのです。そうすることによって世界各都市への乗り継ぎがスムーズになっています。
関西空港から仁川空港までの飛行機が1日6本運行するうち、2本がコードシェア便ということもあるので割と一般的なサービスです。
コードシェアのメリット
ちなみにコードシェアがあることで
- 航空会社の経費削減
- 利用する人の乗り継ぎがスムーズになる
- 同じ便でも複数航空会社から価格やサービスを比較して購入することができる
といった、航空会社だけでなく私たち一般旅行者にもメリットがあります。
例えば、関西空港から仁川空港までの航空券を購入する場合に、アシアナ航空のコードシェア便とエアソウルの2社から、同じ便の航空券が同じ値段で販売されているとします。
エアソウルはLCC(格安航空会社)なので、機内の食事は追加料金を支払う必要がありますが、アシアナ航空のコードシェア便の場合は、同じ飛行機の同じエコノミー席に座っていても食事が無料で提供される特典が付いてきます。
どういうことか、下の写真のアシアナ航空のフライト予約画面で説明します。
9:55関空発→11:55仁川着の便に、エアソウルの緑色のロゴマークがあるのでエアソウル運行のコードシェア便であることがわかります。
このコードシェア便を選択すると、次の画面でこんな説明が表示されます。
つまり、アシアナ航空のコードシェア便でエアソウルの搭乗券を購入した場合は、無料で食事が提供されるというわけです。
コードシェア便ではこういったサービスがあるので、アシアナ航空とエアソウルの公式HPから航空券の料金を比較して、アシアナ航空のコードシェア便の方が安いまたは同じ値段であれば、アシアナ航空でコードシェア便の航空券を購入したほうが、食事を提供してもらえるのでお得ですよね。
コードシェア便を利用する時の注意点
コードシェア便を購入する場合の注意点といえば、チェックイン時のトラブル。
例えばアシアナ航空のコードシェア便がエアソウル運行であれば、搭乗日はエアソウルのチェックインカウンターへ行く必要があります。
特に、ターミナルが複数ある空港の場合は、どこのターミナルに該当するチェックインカウンターがあるかを事前に確認しましょう。
また、空港に到着した際は必ず発着便案内モニター(上記写真)も併せて確認しておくようにしましょう。
アシアナ航空のコードシェア便でエアソウルってどう?乗ってみた感想
初めてコードシェア便でエアソウルに乗った時の感想を紹介します。
エアソウルはアシアナ航空が2015年に設立した韓国のLCC(格安航空会社)です。
関西空港から韓国の仁川空港までの2時間ちょっとのフライトですが、LCCといえどもなかなか快適でしたので写真とともにご紹介します。
エアソウルの関西空港のチェックインカウンターは第1ターミナル
エアソウルの関西空港のチェックインカウンターは第1ターミナル。
第2ターミナルは、ピーチ航空のある場所ですので間違えることはないかと思います。
ゴールデンウィーク初日の16:00頃に関西空港を利用しましたが、チェックインカウンターは祭りの前夜という感じでそんなに混んでいない様子。2019年のゴールデンウィークは10連休ということで、大混雑を予想していましたがスムーズにチェックインできました。
続いてエアソウル機内の様子ですが、シンプルにグレーとブランドカラーのミントグリーンを採用しています。
座席はさすがLCCといった、スリムな設計になっていて、グッズもブランケットも基本的に用意されていませんので、いたってシンプルな内装です。
座席の様子ですが、女性が座ると膝の前には余裕があるものの、足が長い人には少し窮屈に感じる客席かもしれません。
「安いし、2時間なら問題ない」という絶妙なバランスのとれたLCC特有のシートが採用されています。
アシアナ航空コードシェア便を購入した人だけに配られる機内の食事
離陸後1時間ほどで、添乗員が客席で1人ずつ座席と名前を確認してランチボックスを配布してくれました。
アシアナ航空のコードシェア便で座席を購入した人だけに配布される特典です。
エアソウルの機内食メニューで一番グレードの高そうなランチボックス。
エアソウルの客席の後部にアシアナ航空コードシェア便で購入した座席があったので、前側に座っている(エアソウルから直接チケットを購入した)人達は、後ろの席に座っている人達が無料でランチボックスを貰っているなんて知らないでしょうね。
この時はさすがに嬉しくて、小さくガッツポーズしてしまいました。
さて、ランチボックスはふたを開けるとベジタリアンフードでした。魚・肉類は一切入っていません。
どれもみずみずしくて、さっぱりしていて少々の腹ごしらえにぴったりです。特にカボチャとレーズンのサラダが美味しかったです。
ちなみに色鮮やかな黄色と赤色のパプリカは韓国が有名ですね。日本で販売されているパプリカはほとんどが韓国産。ということは、このランチボックスに使用されているパプリカは韓国から日本に輸入されて、日本で調理されて韓国へ行く機内で提供されているのでしょうか。だとするとパプリカはすごい距離を移動していることになりますね。
機内食メニューを確認してみたところ、ベジタリアンランチボックスは1,500円もするそうです。他にもビーフやチキンメニューがありますが、全てプレオーダー(予約制)です。
食事を終えるとあっという間に仁川空港に到着します。
今回も快適なLCC旅になりました。
まとめ
コードシェア便を初めて利用する場合は、チェックイン時の注意点を確認すればトラブル発生せず快適に利用できますね。
アシアナ航空のコードシェア便でエアソウルを利用しましたがランチボックスも貰えて2時間ちょっとの短いフライトも満足するものになります。
この記事を読んでコードシェア便って割といいかも、と興味を持ってくれた人がいれば嬉しいです。
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